ピンボール海物語4

リスク工学研究会(RERM)

リスク・レジリエンス工学学位プログラムでは,定期的にリスク工学研究会(Risk Engineering Research Meeting : RERM)を開催しています。参加は自由ですので,教員,学生を問わず,専攻外の方でも,興味をお持ちの方はふるってご参加ください。

趣旨

近年,個人・企業等の自然災害のリスクおよび社会リスクに対する関心は高くなってきている.地球規模での高度情報化が進み,社会システムも複雑化する一方で,ひとつの事象を限定的な分野内で把握し,問題点を解決することは年々難しくなっている.リスク評価の難しさは,社会の複雑化と密接に関連しており,リスクに対する関心の高まりは,昨今の複雑かつグローバルな社会事象を反映していると思われる.

そのような背景の中で,2002年度 リスク工学専攻には電子情報,機能工学,社会工学から「リスク」をキーワードとして異なる分野の研究者が集まった.

2020年度からリスク・レジリエンス学位プログラムに発展的に移行し、リスク・レジリエンス基盤,情報システム・セキュリティ,都市防災・社会レジリエンス,環境・エネルギーシステムといった研究会設置当初より複雑化した社会の多様なリスク・レジリエンスに対応可能な研究者により構成されている.

しかし,リスク・レジリエンスのニーズに応えるためには抽象的なレベルでの議論ではなく,具体的な構想を練らねばならず,次の二点が必要であると考える.

ひとつは,各構成員がリスク・レジリエンス工学学位プログラムに適した研究をしっかりと進めていくことであり,もうひとつはこれらの各研究を可能な範囲で連携していき学位プログラム内での共同研究プロジェクトとして立ち上げることである.

それらが集まった時に自ずとリスク・レジリエンス工学学位プログラムとしてのユニークな将来構想が見えてくる.

2023年度開催RERM

第219回リスク工学研究会

講演日時 2023年12月18日(月) 18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 川村 洋平 氏(北海道大学大学院工学研究院)
講演題目 環境配慮型鉱山開発を実現するスマートマイニング+
講演概要 レアメタル等地下資源の開発は脱炭素社会の実現に必要不可欠であるが、鉱山操業による炭素排出や地下水汚染などの環境破壊が世界規模で深刻な問題となっている。カザフスタンは資源大国であるが同様の問題を抱えており、汚染を抑制し持続的な鉱山開発システムは産業振興および国民の生活質向上に不可欠である。そこで本研究は、スマートマイニング技術と我が国が強みを有する鉱山環境管理技術を活用した超管理型の環境調和的鉱山開発システム構築と普及を通じ、世界鉱業の規範となる環境破壊対策および脱炭素社会実現への貢献を目指す。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の筑波大学の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 高安亮紀(システム情報系 助教:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第218回リスク工学研究会

講演日時 2023年12月4日(月) 18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 氏家清和 氏(筑波大学 生命環境系・准教授)
講演題目 食の持続可能性と多様性-がんもどきとplant-based meat-
講演概要 現代の食生活の持続可能性が問題となっている.とりわけ、食肉に対しては、生産時の環境負荷や人畜共通感染症リスク、生活習慣病リスクなどの観点から問題点が指摘されている。今後予想される途上国の経済成長に伴う食料需要の増加や、気候変動による穀物生産力の不安定化も考えると、食生活の質を落とすことなく、食肉以外のタンパク質源も活用していくことは地球規模の課題といえる。本報告では食肉代替タンパク質食品に対する消費者選好調査結果を概観しながら、持続可能な食を実現するための「がんもどき」と「plant-based meat」の最適混合のありかたについて検討する。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の筑波大学の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 鈴木研悟(システム情報系 助教:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第217回リスク工学研究会

講演日時 2023年11月13日(月) 18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 劉 晗 氏 (中国石炭科学研究総院 応急科学研究院)
講演題目 Resource Planning Models and Methods of Fire Response
講演概要 In this academic activity, basic concepts and development history of operations research are introduced. The discussion ranges from tales of ancient people using operation ideas in resource planning to the optimization of firefighting forces in rescue operations, underscoring significant value of operations research in decision-making practices. Subsequently, by presenting operations research problems such as the "Knapsack Problem", "Cutting Rope Problem", "Activity Scheduling Problem", and the "Chinese Postman Problem", the classic ideas of operational optimization are detailed to stimulate thoughts on operations research issues in our work and life. Then, using the "Set Covering Location Model" and the "Maximal Covering Location Model" as starting points, the classic models and mathematical solving methods of emergency resource optimization are introduced. Lastly, optimization theories, methods, and application case analyses for fire emergency force layout and response dispatching are explored from "Deterministic Models", "Probabilistic Models" to "Dynamic Models".
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の筑波大学の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 WANG HANFEI(リスク・レジリエンス工学専攻 D2)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第216回リスク工学研究会

講演日時 2023年11月7日(火) 18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 樋口 裕二 氏(富士通株式会社富士通研究所AIトラスト研究センター)
講演題目 AIのリスク: AI技術におけるセキュリティの課題
講演概要 本講義では、画像生成AI・チャットAI・音声合成AIなどの生成AIや、物体検出AI、文字認識AIなどのAI技術の動向と応用事例を紹介した後、主にセキュリティの観点からリスクを解説し、対策について議論する。
参加方法 ・学外者の参加不可
・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の筑波大学の方は、ご案内差し上げたアドレスにてご登録ください。
企画担当・司会 西出隆志(システム情報系 准教授:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第215回リスク工学研究会

講演日時 2023年10月30日(月) 18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 田村伊知郎 氏(株式会社ウィローテックソリューション)
講演題目 原子力発電所等の複雑なシステムの信頼性 -決定論的アプローチと確率論的アプローチー
講演概要 地震等の外部ハザードに対する機器やシステムの信頼性を評価する方法として、決定論的なアプローチと確率論的なアプローチがある。決定論的なアプローチでは、機器がある閾値以上の外部ハザードを受けると破損すると考え評価する。一方、確率論的なアプローチでは、外部ハザードに対する機器の破損確率を「フラジリティーカーブ」で表し評価する。機器の信頼性を決定論的に考えるか、確率論的に考えるかにより、複数の機器からなるシステムの信頼性は大きく異なる。多数の機器の集合体である原子力発電所等の複雑なシステムの安全性、信頼性を考える上では、確率論的なアプローチが重要であることを概説する。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 岡島敬一(システム情報系 教授:原子力規制人材育成P実施委員)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第214回リスク工学研究会

講演日時 2023年10月23日(月)18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 土方孝将 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 公共経営・地域政策部/防災・リスクマネジメント研究室)
講演題目 子どもの安全確保に向け学校や大人が考えるべきリスクとその対応策
講演概要 昨今、子どもに関連する国・地方公共団体の政策動向は大きく変化しており、中でも、子どもの安全確保、とりわけ学校管理下での事故・犯罪被害の防止は特に重要な課題の一つに位置付けられています。本講演では、国の第三次学校安全推進計画を概観するとともに、学校施設や通学路に潜むリスクと予防・対応方策について、昨今のトレンドや地方公共団体・学校の取組事例を交えて、ハード・ソフト両面から解説します。また、子どもの安全確保のうち10年前に比べ増加しているSNS起因の犯罪被害も取り挙げ、学校や親の目が届かないSNS利用に潜むリスクと、大人ができる予防・対応策について弊社独自調査結果を紹介しながら解説します。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 梅本通孝(システム情報系 准教授:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第213回リスク工学研究会

講演日時 2023年7月10日(月)18:15-19:15
場所 総合研究棟B0110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 南畑淳史 氏(関西国際大学 社会学部 講師・データサイエンス部門長)
講演題目 数値計算における丸め誤差はリスクなのか?丸め誤差を知って、悪条件と戯れる
講演概要 本発表では数値計算に潜むリスク「丸め誤差」の話をします。そのリスクの性質を知り、制御したり、活用する話をしたいと思っています。具体的には、線形代数を題材に丸め誤差を起きないように制御して、高精度に計算したり、丸め誤差を起こる事を利用して、前処理行列に活用する話をします。時間の都合上、厳密な議論や証明は伝えられませんが、丸め誤差をどのように頭の中でイメージしているかを積極的に伝えることで、皆さんの役に立てればと思っています。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 高安亮紀(システム情報系 助教:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第212回リスク工学研究会

講演日時 2023年7月6日(木)18:15-19:15
場所 総合研究棟B811/812とZoomによるハイブリッド開催
講演者 大塚玲 氏(情報セキュリティ大学院大学 教授)
講演題目 AIセキュリティの研究動向
講演概要 AI の驚異的な進化に伴い,徐々に AI の意思決定が人々の生命や産業に与える影響が高まっている.今や,情報セキュリティを考えるうえで AI のセキュリティは避けては通れない.本講演では,人工知能学会誌2023年3月号に掲載された拙稿「AI セキュリティの研究動向」の内容をベースに,特に研究が活発なデータポイズニング(data poisoning),モデル盗用(model stealing),敵対的サンプル(adversarial examples)を中心に,最近の研究動向を概観する.
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 髙橋大成(システム情報系 助教:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第211回リスク工学研究会

講演日時 2023年6月26日(月)18:15-19:15
場所 総合研究棟B110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 中野達也 氏(神石高原町未来創造課)
講演題目 ドローンによる地産地防事業
講演概要 平成30年の西日本豪雨災害での災害対応における町の課題を解決するため,地域住民がドローンを活用して行う「いつまでも安心して暮らせるまちづくり」の取り組みで,地域の人たちの手で防災・減災に取り組むまちを目指し,令和元年よりスタートしたプロジェクトです。災害発生時に行政に頼るのではなく,協働のまちづくりの理念のもと,町民自らが主体となり,ドローンを活用して災害箇所の把握や災害孤立地域への物資輸送等を行えるシステムを確立していきました。
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 岡島敬一(システム情報系 教授:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)

第210回リスク工学研究会

講演日時 2023年6月12日(月)18:15-19:15
場所 総合研究棟B110とZoomによるハイブリッド開催
講演者 干川尚人 氏(筑波大学システム情報系 准教授)
講演題目 ネットワークと情報システムによるレジリエント社会基盤の創出
講演概要 情報システムを構成する計算機,データリソースやそれらを活用するアプリケーションサービスはインターネットを介して世界中で連携が進み,今や利用者は手元の低性能な情報端末でも,場所・時間に依らずに,さながらスーパーコンピュータのような強力な計算機リソースで世界のビッグデータを解析した情報サービスを利用できる.このように情報システムはネットワークにつながることで,その活躍の場が飛躍的に拡大しており,これらのネットワーク情報システムは社会に欠かすことのできない重要なインフラとなっている.本講演ではネットワークと情報システムの活用をキーワードに,Society5.0時代を支えるセキュアシステムやDXサービスなどの社会基盤確立を目指す研究の取り組みを説明する.また,最先端の次世代ネットワークインフラ技術についても紹介し,それらの社会への影響,活用方法などの展望について述べる.
参加方法 ・リスク・レジリエンス工学学位Pの学生・教員は申込不要です。
・それ以外の方は、所属先メールアドレスにて以下よりご登録ください。

企画担当・司会 高安亮紀(システム情報系 助教:R2学位P担当)
問い合わせ先 2023年度RERM担当 高安亮紀(takitoshi"at"risk.tsukuba.toyotamdn.com)
Go to Top